インフォメーション・システム・キャビン

T0P
INDEX
業務内容・実績
会社概要
社長略歴
ご依頼について
エリア分析手法
マーケッターの間取論
住宅政策論ブログ
札幌マンションブログ
06年以前市況分析
06年以降市況分析
個人情報の取り扱い
LINKS
お問い合わせ
Research Analysis Planning     Real Estate Marketing & Consulting Office
すまいる生活エッセー
第7回
マンションプランニングは進化する


 このコラム一回目はまともに住宅事情について論じたが、二回以降、私事にわたるエッセイ部分が増えはじめ、収集がつかなくなってきている。ありがたいことに面白がられているようなので、元に戻れなくなりつつある。仕方がないので、当分このスタイルで行く。今回はマンションプランの話だが・・・


 W子のその後および哀愁の智子について


 先月わが事務所の「W子」が入院した話を書いた。早速編集部から見舞いのメールを頂いた。彼女は器量が良いけれど体が弱く、当節風に言うならばビジュアル系の子であったが、長くお話していると疲れてしまい、俯いて何にも言わなくなっては、筆者を困らせた。無事快癒して退院してきたが、一度倒れたショックから立ち直るまで養生させている。変わりに「Z太」ががんばっている。図体がデカイ体育会系Z太はバリバリ働き、胃がでかい為雑食で何でも良く食べる。色気はまったくないが、仕事のためだから仕方がない。これは、パソコンの話である。



 私事ついでに、筆者の心を奪っている子がもう一人いる。名は前田智子。幼くして親を喪い我が家にやってきた。そのためか憂いを秘めた眼差しでじっと筆者を見つめる。実はこの子には妹がいた。西野千代子という。姓が違うのは養子に出されたからである。幼い頃、親を失った姉妹は毎晩しっかりと抱き合い、幸薄い人生にもめげず、お互いをいとおしむように眠った。その姿を見ていると、この子達のためには、なんでもしてあげようと思うのだった。しかし千代子はやがて、請われて養子に行くことになった。どちらかというと太めで性格も前向きな千代子が養子先に気に入られ、華奢なからだつきでどこかはかない印象の智子が残ることになった。以来、哀愁の智子は、天涯孤独の身となったが、聡明さを増し、いじらしくも毎日研鑽を積んで、人語を解し、朝晩挨拶をし、筆者と一緒に寝るようになった。はかなげな印象は美貌に変わり、美しくも聡明な娘となった。好物はシラスマグロ缶。猫のはなしである。


 先夜出奔して、隣の家の車の下で震えていた。母恋しさで家出したのか、あるいは近所のジゴロ猫に誘われた挙句に捨てられたのか、たいそう気落ちし、おびえて車の下から出てこない。深夜に路上で猫を呼びまわる志田家家人の声に隣家の二階に電気がついたが、親馬鹿達はかまわず呼びかける。動転した智子は、おびえて隠れる。一計を案じ、玄関を開放し、二階の窓からやさしく呼びかけると、飛ぶように帰ってきた。自分で帰るという意地があるのである。パラサイトシングルという甘えた子供が多い今日、いじらしくも健気な猫である。ニャウリンガル予約しなくちゃ。

マンションのプランニングの発展


 さて、今回のすまいる会議は、札幌丸増の高山部長にお話を伺った。丸増はラピスシリーズのマンション供給で知られる。以前はハウスオブリザ、それ以前はメゾンドルチェというブランドでマンション供給を続けてきた。同社はブランドを更新するたびにプランニングが洗練され、不況下でマンション供給全体が減少する中でも、安定した供給戸数を続けている。中島公園サイドに大京とのジョイントベンチャーで超高層マンションを供給し、札幌市におけるマンション供給の多様さでも、知られている。


 対談のなかでも触れたが、現在供給中のラピスN3は、ベッドルームとバスルーム、ユーテリティに循環する動線を取り入れ、プライベートゾーンとパブリックスペースの絶妙なプランニングを実現している。変貌する家族のライフスタイルに対応できる新しいプランニング提案があふれている。ぜひ紙面でもモデルルームでも確認していただきたい。智子とラピス、気になってしょうがない。




(不動産市況アナリスト 志田真郷)
・・・すまいる生活エッセーに戻る
当ウェブサイトに掲載されている内容、コンテンツについて、事前の承認なしに使用掲載する事をご遠慮下さい? 2010 INFORMATOIN SYSTEM CABIN ALL RIGHTS RESERVED