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すまいる生活エッセー
第14回
都心居住とマンション紛争を考える


 マンションは立地と価格とプランニングのバランスが大切だといわれている。時代の変化と共に家族の形態も変わり、都心居住がマンションの増加と共に進んでいるが、近隣住民との紛争もある。企業利益と住民エゴを超える視点と方法が模索されている。



 チーパーが、マイブームに・・・・


 ビール数本から始まって、某研究所から頂いた秋田の名酒に移行した。包装を払うと、ノーラベル。包装紙には純米とあるが、大吟醸クラスの精米度合で香りも味もかなり上等。全員うなった。続いてアイラ島のシングルモルト「ボウモア」に移るころ、さらに酒友が増えて四人になった。



 最近我が事務所での「チーパー」がミニブームになっている。チーパーとは、チーズパーティのこと。自家製スモークチーズが好評で、これとワインやシングルモルトウィスキーの煙臭いやつとの取り合わせが絶妙なのである。そのうちに仲間が増えて合計八人。さらにシングルモルト「グレンキチ―」鹿児島の芋焼酎原酒「屋久杉」黒糖焼酎「昇龍」、フランスコート・デュ・ローヌの赤ワイン「ベルルーシュ」、などが次々に投入された。それらがすべて空になっている恐ろしい現実を確認したのは翌日であった。全員うわばみだ。



 家製スモークチーズといってもチーズ自体は市販のもので、それを複数のウッドチップを使い自宅で燻煙している。チーズの種類や燻煙時間、塩加減などで試行錯誤を重ねた結果、結構旨いものができるようになった。チーパー参加者もそれぞれ一品持込み、中には音楽CDを持参する人も居る。居酒屋もいいが事務所酒もなかなか良いのだ。



 欠点といえば飲みすぎることか。参加時間がまちまちなので、各人の酔い方に時差が生じ、おひらきのタイミングが難しくなる。で飲みすぎる。その日も後から来たダジャレスキー達が最後までしゃべりまくっていた。そのうちスモークバー「くすぶり屋」でも開こうかなぁ。

オーソドックス貫く東急不動産


 今回のすまいる会議は東急不動産の原田支店長と対談した。アルスシリーズで年間約二百戸のマンション供給を続けている大手デベロッパーである。札幌におけるマンション供給のオーソドックスを守っている姿勢が明快で快かった。



 大手デベロッパーは全国展開しているので当然にも転勤があり、供給担当者側に札幌マーケットを客観的に捉える視点が生まれやすい。マンションはプレイス・プライス・プランニングの三要素のバランスがポイントであるといわれているが、立地条件の吟味とプランニング・価格とのバランスをマーケティングの視点から組み立てていくことがデベロッパーの使命である。その意味で、明快な視点を持つ東急不動産の今後の供給動向に注目したいと思った。



 
マンション紛争とコートハウス



 さて、最近マンション建設をめぐる紛争が新聞などで取り上げられている。本欄でも幾度か指摘してきているが、都心居住が進む場合の一種の必然のように低層住宅居住者や先発マンション居住者との間で、新規マンション計画に対するトラブルが発生している。マンションのマーケティングを行っているものとしては心が痛む。それを取り上げるテレビ番組から出演依頼が来て、大いに悩んだ。逃げるわけには行かないのでOKしたが、冷静な視点で番組作りが行われることを期待したい。



 超高層タワーマンションが次々に供給される札幌において、都心だが低層で中庭のあるコートハウス計画がある。外部からの採光や眺望だけに依存するのではなく、共同の中庭からの光を共有するコートハウス型マンションは、低層住宅街における集合住宅の希望の光であると考えている。幅広い視点からマンションが語られ、新しい都心居住の時代の課題が共有されるパーティが開かれればいいのになぁと思っている。





(不動産市況アナリスト 志田真郷)
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